2023/04/18


「いがまず笑う日のこと」

コーヒーポットの蓋がない、知ってる?と呼ぶ夫。

「え〜しまってないよ〜」と言う。

最後に使ったのは私らしいけど、片付けた記憶はないのでしらばっくれる(笑)

棚の後ろに落ちたかなと、棚を動かして探したり、
(こういう時、絶対何か発掘される。娘のスプーンが1本戻ってきた)
開ける頻度の少ない引き出しを開けてみたり、頭を360度回転して目をレーダーにして探すけど見当たらない。


結局、洗い物籠で逆さまになった娘の茶碗の中に隠れていた。夫が洗ったらしい。
「こりゃ見つからないね」
見事ジャストサイズの小さな茶碗の帽子をすっぽり被っている様。

ないないと、自分で片付けて騒ぐ人に小言も言いたくなったけど
「あ〜やんなっちゃうね、やれやれだよ」
気持ちより先にとりあえず顔を緩ませたら、
「やんなっちゃうよ、ハハハ」で終わった。

きっとお互いに、ハハハだったと思う。


目くじら下げたら、小さなイラは回避できる。
まずは笑ってみる、を心がけたいと深く実感する日のこと。

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食べちゃっていい?と聞いてきたのに、
全種類半分残してくれていたお菓子たち。(しっかりテープ止めしてあるところに性格が出まくってる)


2023/04/17


「お気に入りを増やす日のこと」


保育園からは毎日、盛大に汚れた服が帰ってきます。

入園したての頃は少し、可愛い洋服を着せたい、という気持ちもあったように思いますが、このafterぶりを知ってすぐにコスパ最重視になりました。

そうなると子ども服専門の量販店で買うことが多いのですが、個人的にあまり絵柄が主張するテイストが好みではないので、無地やボーダー率がとても高くなります。

でも他のお友達とかぶることもあるかな、本人も先生も分かりづらいかなと思い、誰が見ても娘の服だと認識できるよう、気が向いた時にワンポイントの刺繍をしていました。

ここしばらくあまり時間もなく、刺繍をする機会も少なくなっていましたが、先日、初めてズボンに穴を開けてきました。
お下がりの服だったので、捨ててしまおうかなとも思ったのですが、まだまだ着られるサイズだったので、ほつれを刺繍で塞ぎました。
すると、その穴あきズボンがとても愛着の湧く一着になりました。

楽しくなって、無地の保育園着を全部ピックアップし、久しぶりにちゃんと(個人的に)可愛いと思える刺繍をしてみました。

刺繍をしているところを見た娘が

「きくちゃんのために、やってるの?」と尋ねてきました。

ちゃんとこちらの想いも伝わっているんだな。


糸の刺し方などはめちゃめちゃですが、私にとっても、願わくば娘にとっても、お気に入りになるような一着を増やしていきたいと思った今日この頃でした。
(そして、子ども服は買いすぎない!汗)

2023/04/16


「動物カルタの日のこと(脳みその進化を実感①) 」


台所から2人のいる部屋に行くと、楽しそうにゲームをしていました。

動物の積み木を布団の上に広げ、競技者兼読み手の父ちゃんが、色と名前を読み上げ、それを奪い合います。

「みどりのぉ~、ヤッキーぃ」(女の子は娘がなぜかヤッキーと名づけました)
「あかい~、かばさん~」

まぁ単にカルタの札が、積み木に変わったバージョンです。

私もその輪に加わり、読み手をすることにしました。
ただ色と名前を言うだけではつまらないと思ったので、関連するキーワードを上の句?にすることにしました。

「泳ぐの〜大好き〜、大きな〜お口〜」(カバ)
「ネズミに助けられたよ〜本当は優しい〜」(ライオン)←その日の朝に聞いたライオンとネズミの童話をなぞって。

とかなり強引な句もあったのですが、それでも娘は対応する動物を選ぶことができました。

すでに毎日、娘の物事への理解力には驚かされること度々ですが、彼女の脳みその進化をまたまた感じた出来事でした。

そして子どもと遊ぶ時には少しの工夫(と言えるほどのものじゃないけどさ)を意識できたらな、と思った日のことでした。


2023/04/14


「 カウントダウンの日のこと 」

この写真日記を残そうと思ったきっかけ。

それは、二人目を妊娠してからの娘との関わり合いの中で、今という時間は有限である、ということをちゃんと気付かされたからです。

お腹が大きくなってきてからは、やはり娘の抱っこを自然と制限するようになりました。そんなある日、スペースの関係上、どうしてもしばらくの間娘を抱っこしなければいけないような場面がありました。

抱っこして、久しぶりに長時間くっついているからか、とっても嬉しそうな顔をするのです。(こんなに喜んでくれる人がいるなんて、生きている甲斐がある。)
その日は夜までご機嫌で、娘もなんだか満足げに見えました。

二人目が生まれたらもちろん、娘の体重的にも、もう抱っこができなくなる日が来るのはそう遠くないでしょう。
重い、疲れる、と思っていたけれど、終わりあるこのコミニュケーションをみすみす逃すのはもったいない、と頭だけでなくちゃんと認識できました。

それからの最近は、求められたら出来るだけ応えるように心掛けています。


この日記を書いている今日、出産までの予定日が100日ぴったりになりました。

色々なカウントダウンを意識する、最近の日のこと。




2023/04/13


「 一輪の花から、の日のこと 」


保育園にさぁ出発するぞ、というタイミングで、お友達のしゅうちゃんに渡すシール(消しゴムハンコを厚紙に押して、ハサミで切り抜いたもの)を作りたいと言い出しました。
「今日はもう時間ないから明日やろ?」と言うとごねたので、どうしよう…

花瓶にあった切り花を一輪、「これ持ってってあげよ!」と、咄嗟に思いつきました。アルミで包んで「つぶれないように優しく持つんだよ」と言うと、本当に大事に大事に保育園まで持っていきました。

園庭を歩きながら話しを聞いていると、しゅうちゃんはここ数日お休みしてるそう?

「しゅうちゃんお休みだから、先生にあげよう」と娘。(え、そうなの?笑)

保育園に着くと「お庭に咲いたの?」「わぁ~飾ろう飾ろう」と、先生もすぐに花の存在に気付いてくれました。
いつもは別れる時、少し離れがたい素振りをするのに、今日は花を飾るミッションがあったため、すぐに教室に入っていきました。

いつも保育園からお花を持ち帰ってきてくれる娘。庭にも小さな花が咲き始めたので、うちの花を持っていかせるのもいいなと思い、さっそく明日また別の花を持たせたいと思います。
(お迎えに行くと、一輪の花が1ℓペットボトルに生けてあったので笑、張り切って花瓶も作りました。先生、よろしくお願いします)




2023/04/11


「 あまいお土産の日のこと 」


庭の花がチラホラと咲いてきました。その少し前から保育園の周りでは野花がグングン育っていたようで、娘は散歩中に詰んだ花や草を、よく私へのお土産にとくれます。

この間持ち帰ったホトケノザ。

これよく小学校の帰り道に蜜吸ったなぁ〜と懐かしい記憶を蘇らせていると、

「これ甘いんだよ、ママちゃん食べてみな」と娘。

「え、なんで知ってる?笑 誰に教わった?」

と、娘も蜜情報を知っていることに笑ってしまいました。

私が小学生だった頃から30年。暮らしの随所が変わっても、野花と子どもの関係には
変わらない所があったことに、少し嬉しくなりまた。

促されるまま、30年ぶりに吸った蜜は、あの頃と比べると全く甘くなかったけれど

「うん、あま〜い!」

と大袈裟に反応すると甘いでしょ、と自分の手柄に誇らしげな顔をしていました。

翌朝、我が家の駐車場にもホトケノザが咲いているのを見つけた娘は、すかさず摘むとまた甘い蜜を勧めてきました。

衛生面を考えると、内心躊躇しましたが、キラキラの目が私を見ています。

それぞれ保育園と仕事へ行く前の強力なエナジーチャージみたいに、一緒にチューッと蜜を吸って、甘いねぇ!と顔を見合わせるその一瞬は、本当に栄養満点の時間でした。

そして今日も、お迎えに行くとホトケノザがいっぱいに入った袋を差し出してきたので、どんだけ食い意地張ってるんだ、と思うほどでした。笑
(だけど小学生の私もホトケノザの一群を見つけると、これはお宝な山だぜ、という気持ちを抱いていたような気もするなぁ)

花はすでにビニールの中でしなしなで、とても吸蜜できる状態ではないので(吸いたい訳でもないが笑)、小さな花瓶に移して庭の花と一緒に台所に飾りました。

子どもの手でもしっかり持てる小ぶりの花瓶は、よく花を持ち帰ってくる娘用にと思って、先日一緒に買った物。

早速、娘専用が活きて嬉しい。

春、度々あるだろう野花のお土産を、楽しみたいと思います。




2023/04/09


「 凸凹を良いバランスと前向きに捉えるの日のこと 」


時間のゆとりか、心のゆとりか、暖かくなってきて家のあれこれにも目が向くようになってきた。

中途半端なまま使い続けているキッチン。(というか台所の方がふさわしすぎる)
本当は全体的にリノベーションしたいけど、まずは自分で手を加えられるところから、少しだけ好みの雰囲気に近づくよう模様替え。

今日は収納棚2つをパワーアップさせる。
と言っても、ただはめてあった格子に蝶番をつけるだけと、区切り棚を付けるだけ。

板のカットは夫にやってもらい、ビス打ちなど自分でできる所は自分でやろうと思っていた。

格子の開閉方向は縦だろうと横だろうとどっちでもいいくらい適当かつ見切り発車の私と、なんでもきっちり、万全の体制を整えて取り掛かる夫。

とりあえず付けばいいと思っているのに、それじゃあ釘が打ちづらいとか、真っ直ぐじゃないとか、色々言ってくるので、
「じゃあお願いしますね」と途中から丸投げしたけど、こだわったわりに、トンカチ跡つけたり、パーツを潰したり…

自分でミスした方がまだ潔かったんじゃないかと思ったけれど、
内心”やってくれたらなぁ”というよこしまな気持ちはあったので、「えー。笑 まぁいいよ、いいよ。じゃあ次はこっち」と断られる前に次の作業の指示出し。笑

「なんで僕がやってんだよ笑」という夫に対し、
「いいね、いいね」、「お、いーじゃん」、「さすがです」を1.2倍強の感情を込めて言う係にしれっと変更した私。


私たちは好きなものが一緒!性格が似てる!って感じの夫婦ではないけれど、この凸凹のバランスが良いんだよね、ということにしておこう、となんとなく思った日のこと。


棚を追加して、ほんの微々たる進化。





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私が以前取り付けた棚。
厚さ2cmの壁に5cmくらいのビスを使用していたようで、貫通、そして壁の裏側に立ててあったコピー用紙に突き刺さっていたのを、この日夫が発見した。笑