2023/06/18


「天使だった日のこと 」



夫とケンカ。

私は夫に対してはどうしても「ごめんね」が言えない。
それが要因で、状況はますます悪い方へ。

夫は気分転換に外出していき、娘と2人で過ごしていると、突然
「さっきは怒っちゃってごめんね」と言ってきた。
(何に対してか思い当たる節がないけれど、娘はふとした時に突然謝ってくることがある。)

「ママちゃんもいつも怒っちゃってごめんね」と返して(娘には言える)、

「ママちゃん、上手にごめんねが言えないの。どうしたら上手に言える?」と、
すがりたい気持ちで聞いてみた。

すると

「きくちゃんみたいに強くなれば言えるよ!」

というセリフみたいな返答。
  

私、36ですけど… 完全に3歳の子どもの方が大人ですよ。

 
よく “ 子どもは親を助けるために生まれてくる ” と聞くけれど、ここまでそれを体感する出来事が起こるなんて…

ごめんねが言えるということは、“ 強いこと ” なんだね。 

 

有名な本で読むより、映画の名言として聞くより、何万倍も娘の言葉には威力があった。

しっかりごめんねが言える強い人になりたいな。
娘みたいに強くなりたいな。

なかなかごめんが言えなかったら、その度に今日のやり取りを思い出したい。


目の前の娘が、本当に天使のように見えた日のこと。



—————-

ちなみに私と夫が言い合い?している(と言っても激しく口論してる訳でなくお互いの主張を述べている)時、娘はすぐさま3歳らしい仲裁に入ってくれました。

「やーめーてー!」
もっと大きい声で言うよ、せーの、
「やーめーてー!」とか、

魔法のステッキを振りながら
「ママちゃんも父ちゃんも、うんちけっけさんになぁれ、ウィッシュップ」とか。

優しくて、賢くて…
感心しながら “ ありがとう。ごめんね。” と思いました。

2023/06/13


「ちょっと想像してみる日のこと 」



明け方、早く目を覚ましてしまった娘の隣に寝そべって、背中をトントンする。

再び眠りについたと思ったら、今度はお腹の方が激しく動く。
少し痛くて、自分のお腹をトントンする。

2人になったら、こんなふうに手も忙しくなるのかしら、と想像する朝の日のこと。

2023/06/12


「よくわかってらっしゃる日のこと 」



横になっていると、臨月間近の体に馬乗りになって抱きついてくる娘。

「ちょっとダメダメ、降りて〜」と言うと

「だってママちゃん大好きなんだもん」

の言葉と尖った口。

よく分かってる。
諦めるのみ。

2023/06/06


「言えない折り合い弁当の日のこと」


夫婦での時間の使い方の配分が理不尽な気がして、馬鹿らしい気持ちが湧く時がある。明日の遠足のお弁当の中身を考えながら思った。

何にも相談してないけれど、お弁当を作るのは初めから私と決まっているのはなぜ?

今までそんなこと思ったこともなかったけれど、ちょっと疲れていたせいか、明日は父ちゃん弁当でも良くない?
と考えて、さすがに急すぎるから本気で提案するのはやめた。

だけどやっぱり気持ちは静まらないから、明日のお弁当はちゃんと作らないことに決めた。

自分の勝手なこだわりで、冷食は使わない、お惣菜に頼らない、と決めていたけれど、もう明日はスーパーのおかずを詰めちゃおう。

ハンバーグはこねない。ブロッコリーも茹でない。

私の些細な苛立ちに、とばっちりを受ける娘には申し訳ないと思うけど、前回も残してきたし、前々回も残してきたし。
むしろお惣菜の方が美味しいのかも、と申し訳なさ自体に開き直った。

お惣菜のハンバーグは売っておらず、唐揚げ、きんぴら、煮豆を買って、残り物のハヤシソースをかけたパスタ、かぼちゃ、ウィンナーを焼くだけ、作り置きのきゅうり漬け、プチトマト、ぶどうを詰めるだけ。
(少量のパスタを茹でたのが悔しい気がしてくる笑)

あっという間に出来上がって、見た目もばっちり。
いつもとはちょっと違う、完成時の満足感。笑

さらに私がお弁当を作っている風だったからか、何も言わなかったのにリュックや着替えの用意はぜーんぶ父ちゃんがやってくれ、思った何倍も楽な遠足の朝になった。

用意されているお弁当を見てから、家を出発するまでずーっとお弁当のことを気にし、食べるのを心待ちにしている様子の娘には、少し後ろめたい気分になったけれど、今日はこれで良し、とした。

頑張らなくて済んだことで、当てどころのないイライラも大きくならずに消えたから。

(帰ってきて、結局完食じゃなかったと知って、また少しホッとした。)

手抜き弁当、じゃなくて、折り合い弁当。
未熟者の私には、これからも頼るべき存在だと思った日のこと。



—————— 数日後、この話に続きができた ——————

遠足から1週間後、園の懇親会があった。

先生から食の大切さに絡めて、お弁当の話が出た。

「このクラスのお母さんたちのお弁当は、みーんな手作りで、美味しそうで、本当にすごいです!私、驚きました!」

気まず過ぎて、思わず笑った。

どうかどうか先生がうちのお弁当を見ていませんように(笑)

(先生のお褒めの言葉のおかげで、私のプチイライラは、完全に昇華されていったのでした笑)

2023/06/04


「朝食ドーナツの威力、の日のこと 」



朝ごはんはドーナツにしようと言うと、ものすごく寝起きがいい。
エプロンまですると言い、ドーナツ屋さんに即変身。



  



大人にとってもドーナツの威力は抜群で・・・

3週連続、朝ドーナツなここ最近の日のこと。



朝食ドーナツは “ 簡単、美味しい、子どもがすぐ起きる、朝なので罪悪感0 ”
良いことだらけ、みんなハッピー(笑)