「3歳4ヶ月2日のなぜ?とその答えの日のこと」
「ねぇ月が車についてくるよ、何で?」
昔、子どもだった私が抱いた疑問を娘も不思議に思う日が来るとは。
(多分その時私は年長くらいにはなっていた気がするけど)
同じ感性が備わっていることの小さな証明みたいな気がして嬉しくなる。
「何でだろうねぇ?」
正確な理由をいまだによく知らない私が言うと
「ん〜。
きくちゃんが可愛いからじゃない?」
お月さん、ただのストーカーじゃん笑
いつかの私と同じ発見をした娘、3歳4ヶ月2日の日のこと。
「3歳4ヶ月2日のなぜ?とその答えの日のこと」
「ねぇ月が車についてくるよ、何で?」
昔、子どもだった私が抱いた疑問を娘も不思議に思う日が来るとは。
(多分その時私は年長くらいにはなっていた気がするけど)
同じ感性が備わっていることの小さな証明みたいな気がして嬉しくなる。
「何でだろうねぇ?」
正確な理由をいまだによく知らない私が言うと
「ん〜。
きくちゃんが可愛いからじゃない?」
お月さん、ただのストーカーじゃん笑
いつかの私と同じ発見をした娘、3歳4ヶ月2日の日のこと。
「たまらない日のこと 」
弟が家に来てからの娘は、早速世話焼きねぇさんをしています。
泣けばミルク?と私に確認し、朝は目が開いたかと思ったら、すぐにシャッキリ立ち上がり弟のもとへ。
掛けたそばから短いキックで剥がれるおくるみを、「なんでよー」と言いながら何度も掛け直してくれたり。
ヒヤヒヤするようなハグと、小さな口も鼻も塞がれる危険な頬ずりで、愛情表現も欠かしません。
そして、「この子、たまらなく可愛い」と目を細めます。
(たまらない、なんてどこで覚えてきた?)
一方の弟は、両足をまっすぐ伸ばし、頭を左右にフリフリ、
こちらもたまらない様子で、かなわない抵抗をその度に繰り返しています。
「望んだ変化に戸惑う日のこと 」
面会にきた娘。
一昨日ぶりのはずなのに、今日はなんだか、お姉さんの顔をしているように思いました。
ここ数日、離れている時間が長いからか、赤ちゃんがいるからか、少し遠慮しているような、戸惑っているような様子にも見えました。
夜になってそのことをふと、思い返して、
私たちには(一時的と分かっているけど)少し距離ができてしまったかな、と不安になりました。
そしてなぜか、私はもう “ 娘だけのお母さん ” じゃなくてなってしまったんだ、なんて思考になり、そのことが悲しくて、悲しくて、たまらなくなってしまいました。
私たちの関係がもう一対ではなくなってしまったと、
なぜかそんなふうに考えて、涙が次から次へこぼれていきました。
自分が望んだ変化なのに。
嗚咽が止まらなくなり、酸素不足で脳が痺れるほど、泣きました。
自分がこの形がいいと、望んだはずなのに。
この夜は、生後3日の赤ちゃんより、泣いて泣いて泣いて、
一晩中泣きまくっている母親になったのでした。
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泣きながらミルクを与えるおかしな母親を気遣ってか、ちょっと多めの50ccのミルクをいつの間にか静かに全部飲み切って、そのまま眠りについている息子なのでした。
今回の入院で実は一番私を痛めつけたのは、陣痛でもなく、胸の張りでもなく、
娘と離れている時間だったのかもしれません。
産後で少し情緒不安定になっていたのかも。
とっても贅沢もの。
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もう来るかな、もう来るかな、と窓を覗いて待っていました。
「夜が長い長い長い日のこと」
一人で過ごす病室での夜。陣痛が来ないとこのまま今夜も一人。
誰にも邪魔されず眠れる夜は、寝ることが嫌いな私にとって果てしなく長い。
早く、二人に会いたいな。
経験しているからこそ湧いてくる、痛みへの恐怖。
どんな痛みだったかはもう覚えていないけれど、
とにかく死ぬかと思った、という感想が残っているから陣痛のことを考えると恐くなる。
でも、この長い一人の夜が続くのは嫌だ。
会いたい気持ちが、恐れに勝る瞬間がわかった。
準備、おっけーだ。
——–
家族での写真が撮れなかったので。
最後の最後に、お腹の写真。
「思いがけずボーナスタイムの日のこと 」
破水から18時間。
病院のベッドで待機しているけれど、なかなか陣痛が来ない。
「まだかーい」
とお腹に手を当てながら、娘が生まれてからの人生で、一番長い1人きりの自由時間を過ごしているんじゃないかと、ふと思う。
もしかしたら娘とこの子、2人ともがそれぞれに頑張って、この自由な時間を作ってくれているのかも。
せっかくのボーナスタイム。
今できることをやっておこう。
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ご飯が毎食美味しくて美味しくて。
「もうおねえちゃんの日のこと 」
思いもよらない破水。
予定日より3週間も早い。
今朝やっと、入院グッズの準備に手をつけはじめたところだった。
妊娠後期になってからつねに、“早く出てきてほしい〜”と思っていたのに
いざそうなると全く心の準備ができていないと分かる。
とりあえず状況を見てもらうため、病院に行くことになったので、ばぁばに娘を迎えにきてもらう。
玄関で、
「ママちゃん、病院に行くからばぁばの家にお泊まりね」
と言うと、聞き分け良く少しも渋ることなくドアを出ていったので驚いた。
私が出産に臨む心の準備をするのより、ずっとずっと早いスピードで、
娘はもうおねえちゃんになっていた日のこと。
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本当は明日、家族3人の写真を撮ろうと思っていたのだけれど、叶わず。
ちょっと後悔。
上の子との写真はギリギリにしない!が良さそうです。