2023/10/22


「ポップコーンに泣かされる日のこと」


バァバ、ジィジと泊まりでディズニーリゾートへ行った娘。

パークで買ったホップコーンがとても気に入ったらしく、テレビ電話の最中も
自慢しながらバクバク食べていた。

次の日も別の味を買ってもらい、でも
「家族に持って帰りたいから、少し残しておく」と言ったそう。

「おみやげにまた買うから全部食べていいよ。」とバァバ。
「また買う?」
「買うよ。」

でも結局30分待ちのポップコーンを買えるガッツも時間的余裕もなく、
帰りのバスに乗った御一行。

バスの中で、ポップコーンを買うことを忘れたと思い出した娘。

“ママとパパには他のお土産を買ったよ、と言ってもどうしてもホップコー
ンを食べさせたいみたいで、買わなかったのを悔やんでるよ。きくちゃんの
気持ちを考えると涙が出るね”

到着時刻を尋ねた私に、母からLINEの返信で、そんなやりとりがあった事が
伝えられる。

実家で皆の帰りを待っていた私。
静かな部屋で一人、キャラメルポップコーンに泣く日のこと。

2023/10/06


「これくらいがちょうどいい日のこと」


一人目と二人目では神経の擦り減らし方が全然違う。

一人目の時は逐一、息してるかな?と不安になり、ゲップさせるのも必死で、
出なければ体を右側に傾けて寝かせたり、苦しそうな咳をすればあたふた。

でも二人目になると、自分が寝ることに没頭する瞬間があったり、
抱っこの時に距離感を誤って頭を何かにコツンとしても、アハハごめなさいね、で済ませたり、「ミルク何時にあげたっけ?」ともっと把握していないだろう夫に聞いてみたり。


それでも今日は、深夜ふと目が覚めた時、あまりに静かすぎるので呼吸の音に耳を立てる。


それだけではよく分からなくて、そばまで行ってお腹に手を置く。
上下に動いてることを確認し、安心して自分の布団に戻った。


それからすぐ、「ウーン」という伸びとともに「ブブブブブッッ」というオナラの音が聞こえる。

数分前の私が、「おいおいおい笑」とツッコミを入れに引き返してくる気持ちになったけれど、子育ては肩透かしを食らうくらいがちょうどいいわ、
と笑いながら目をつむった。



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一人目の時、些細な事にもいちいち不安がっていた私。その時、知人が言ってくれた「赤ちゃんて、親が思うよりもずっと生命力高いよ。」という言葉。

生かすことに必死になりすぎて、子どもの生きる力の存在になんか意識も及ばなかった私。この言葉にハッとして、スッと気持ちが軽くなった、という出来事を思い出しました。

2023/10/01


「なんでも作れちゃう日のこと」


娘の大好きなぶどう。

普段は私が娘の器に取って出すのだけれど、この日はたまたま父ちゃんが用意。


そうしたら、たまたまその一粒目に黒く傷んでいたものがあった。
はじいてから一言。

「父ちゃんはぶどう作るの下手だね。ママちゃんは上手なのに。焦げ焦げしちゃったね。」



ぶどうが作れるようになれば、ママちゃん、超料理上手だよ。



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スーパーにシャインマスカットが並んでいるのを見つけたら、じぃじに「シャインマスカットが出始めました!」とだけLINE。自分では買わない笑