「これくらいがちょうどいい日のこと」
一人目と二人目では神経の擦り減らし方が全然違う。
一人目の時は逐一、息してるかな?と不安になり、ゲップさせるのも必死で、
出なければ体を右側に傾けて寝かせたり、苦しそうな咳をすればあたふた。
でも二人目になると、自分が寝ることに没頭する瞬間があったり、
抱っこの時に距離感を誤って頭を何かにコツンとしても、アハハごめなさいね、で済ませたり、「ミルク何時にあげたっけ?」ともっと把握していないだろう夫に聞いてみたり。
それでも今日は、深夜ふと目が覚めた時、あまりに静かすぎるので呼吸の音に耳を立てる。
それだけではよく分からなくて、そばまで行ってお腹に手を置く。
上下に動いてることを確認し、安心して自分の布団に戻った。
それからすぐ、「ウーン」という伸びとともに「ブブブブブッッ」というオナラの音が聞こえる。
数分前の私が、「おいおいおい笑」とツッコミを入れに引き返してくる気持ちになったけれど、子育ては肩透かしを食らうくらいがちょうどいいわ、
と笑いながら目をつむった。
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一人目の時、些細な事にもいちいち不安がっていた私。その時、知人が言ってくれた「赤ちゃんて、親が思うよりもずっと生命力高いよ。」という言葉。
生かすことに必死になりすぎて、子どもの生きる力の存在になんか意識も及ばなかった私。この言葉にハッとして、スッと気持ちが軽くなった、という出来事を思い出しました。