「望んだ変化に戸惑う日のこと 」
面会にきた娘。
一昨日ぶりのはずなのに、今日はなんだか、お姉さんの顔をしているように思いました。
ここ数日、離れている時間が長いからか、赤ちゃんがいるからか、少し遠慮しているような、戸惑っているような様子にも見えました。
夜になってそのことをふと、思い返して、
私たちには(一時的と分かっているけど)少し距離ができてしまったかな、と不安になりました。
そしてなぜか、私はもう “ 娘だけのお母さん ” じゃなくてなってしまったんだ、なんて思考になり、そのことが悲しくて、悲しくて、たまらなくなってしまいました。
私たちの関係がもう一対ではなくなってしまったと、
なぜかそんなふうに考えて、涙が次から次へこぼれていきました。
自分が望んだ変化なのに。
嗚咽が止まらなくなり、酸素不足で脳が痺れるほど、泣きました。
自分がこの形がいいと、望んだはずなのに。
この夜は、生後3日の赤ちゃんより、泣いて泣いて泣いて、
一晩中泣きまくっている母親になったのでした。
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泣きながらミルクを与えるおかしな母親を気遣ってか、ちょっと多めの50ccのミルクをいつの間にか静かに全部飲み切って、そのまま眠りについている息子なのでした。
今回の入院で実は一番私を痛めつけたのは、陣痛でもなく、胸の張りでもなく、
娘と離れている時間だったのかもしれません。
産後で少し情緒不安定になっていたのかも。
とっても贅沢もの。
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もう来るかな、もう来るかな、と窓を覗いて待っていました。